【ラブライブ!サンシャイン!!】統廃合後のAqoursメンバーの日々
無印の時もそうだったのですが、ラブライブ!サンシャイン!!2期最終話以降、寂しいです。
週一回のお楽しみがなくなってしまったことはいうまでもなく、時系列的に彼女ら9人のわちゃわちゃが終了してしまったことも、寂しさを引き立てます。
無印のときは、某板に立っていた高坂穂乃果の同級生男子になりきるスレという魔境に入り浸って気を紛らせていたのですが、今はそんな都合のいい場所、無いんですよね……
Aqoursの面々は、μ'sの面々と比べるとかなり「その後」に縛りが設けられました。
3年生はそれぞれ進路が示されましたし、2年生・1年生も新たな学校で新生活が始まります。
引き続き高校生活を続ける2年生・1年生は、何と言ってもラブライブの優勝メンバーです。しかも伝統校ではなく、全くの無名校からの快進撃。注目されないはずがなく、平穏な暮らしはできないでしょう。
というわけで、沼津の学校で新学年を迎えた6人がどんな生活を送るのであろうか、彼女らの悲喜こもごもを想像してみました。
高海千歌ちゃん
ラブライブ優勝チームのリーダーです。注目度は抜群ですし、Aqoursのモチベーションを知らない人間にとっては、スクールアイドル界における名将かつ名プレイヤーとして映るでしょう。
統合先のスクールアイドル部から見ると、かつて自分たちを退けた憎き相手であり、反乱分子・危険因子であると同時に、重要な新戦力でもあります。どういう処遇をすべきか、ひどく悩むことでしょう。
一方、当の本人は、スクールアイドルにこだわらず、頑張る過程を通して「輝き」を見つけようとするのではないでしょうか?浦の星女学院の名前をラブライブ史に刻んだことで、彼女にはもうスクールアイドルへの未練はありません。彼女にとってスクールアイドル=浦の星女学院=Aqoursです。新たなメンバーでスクールアイドル活動を再度始めることは、μ'sのメンバー以上に考えられません。
となると、統合先のスクールアイドルガチ勢との衝突が自然と予想されます。ラブライブ優勝者としての責任がどうこうとか、悔恨と私怨が混じった叱責を受けてしまうのです。
……正直、平穏な未来が想像できません。頼んだぞ渡辺&桜内。
黒澤ルビィちゃん
高海とは反対に、統合先でもスクールアイドルを続けそうなのが黒澤です。
浦の星女学院どうこうは別にして、スクールアイドル自体が大好きな彼女。浦の星女学院要素抜きに、スクールアイドルとしての本質……いえ、アイドルとしての本質を尊ぶ姿勢が自然とにじみ出ていて、あの世界ではAqoursメンバーの中でも屈指の人気が出ているのではと勝手に思っています。
そのため統合先スクールアイドル部からも暖かく歓迎されそう。一番穏便に統合先に馴染めるのではないかと思います。
国木田花丸ちゃん
黒澤がスクールアイドルを続けるとしたら、絶対国木田も誘うと思うのですが、統合先スクールアイドル部が国木田をどう評価するのか。ここが鍵だと思います。
容姿や実力は勿論高く評価するでしょうが、彼女のキャラクターは独特です。内向的で、大人数と広く浅く付き合うことは苦手です。深い付き合いをしたいタイプです。
黒澤のほかに国木田の懐に飛び込めて、国木田に受容されるメンバーがどれだけいるのかに懸かっているでしょう。
国木田がスクールアイドルを続けるかどうかは、津島の高校生活にも影響してきます。
津島善子ちゃん
明らかに爆弾を抱えているのが彼女。
彼女はそもそも、彼女の中学校時代を知る人間がいないという理由で、沼津市内を離れ、はるばる浦の星女学院に進学してきました。統合先の高校は沼津市内、彼女の中学校時代を知る人間が少なからずいるでしょう。
彼女本人がどこまで自覚しているのかはわかりませんが、中学校時代の同級生にとって彼女は、「謎の儀式を執り行っていた変人」に加え、「沼津を突如去り音信不通になった女」であり、「動画配信主」であり、今や「ラブライブ優勝メンバー」です。属性てんこ盛り、なんかよくわかんないけどやべー奴です。
津島は「変人として見られる」ことを懸念しているのでしょうが、実際は単なる変人ではなく、いろんな意味でやばい奴です。彼女を変人として見る人もいれば、ラブライブに優勝した陽の存在と見る人もいるでしょうし、陰から陽へと大きく進歩した成功人として見る人もいるでしょう。とにかく、好奇の目で眺められることでしょう。
なんかよくわかんないけどやべー奴として見られるのが嫌ならば、スクールアイドルを続けるのが、最も手っ取り早い対策です。黒澤が絶対に誘ってくれると思うので、それに応じるだけです。
ただ、彼女は国木田に配慮することでしょう。国木田も「続ける」と言えば確実に続けるでしょうし、「続けない」と言ったら……一旦断ると思います。
好奇の目から逃れるためであれば、スクールアイドルを続けなくとも、国木田と一緒に図書室に籠るという選択もあります。桜内と一緒に学校の外で生きるという方法もあります。(後述)
時折「ラノベ主人公」とも評されている津島ですが、ここでもラノベ主人公のように、黒澤を選ぶか、国木田を選ぶか、桜内を選ぶか……選択を迫られます。
桜内梨子ちゃん
統合先のオタクグループに「桜内さんって…この間オトメアンにいたよね?」って新学期早々声をかけられてテンパるところが容易に想像できます。本人は必死に否定するものの、言動の端々からオタクしぐさが漏れてきて、自然とオタクとして定着してしまいそう。
彼女自身は一番無難に馴染めそうなのですが、他のメンバーに振り回されそうです。
特に津島。2期を見ていると、好奇の目から逃れたい津島は、黒澤と国木田には迷惑をかけたくないという思いから、まずは桜内を頼るのではないかと思います。
桜内と津島の間には、謎のシンパシーがあります。彼女らの間柄は、場所に縛られません。学校での人間関係を最小限に抑えても、支障ありません。逃避する先としてはぴったりです。
うまいこと調整役になってほしいですね。
渡辺曜ちゃん
渡辺も無難に馴染みそうなのですが、水泳得意設定がどこまで生きているのか次第で大きく変わってくるように思います。
以下、「ナショナルチーム級」設定が生きている想定です。
この場合、渡辺と沼津の高校には、Aqours加入前から相当な因縁があると思っています。
渡辺は将来超有望な水泳選手です。高校進学時、いろんな強豪校から引く手数多だったことでしょう。もちろん統合先の高校も頑張りました。
それでも彼女は、浦の星女学院に進学しました。高海がいるからです。
進学後もぼちぼち水泳やっていたのでしょうが、2年生になってからはスクールアイドル活動を始めて、おろそかになってしまいます。水泳をおろそかにする一方で、スクールアイドルとして大成功を収めます。
真面目に水泳を続けていた人間にとっては、水泳への冒涜以外の何物でもありません。
水泳であれば日本一の次は世界一、さらには世界連覇というふうに目標が続いていきますが、ラブライブに優勝しても、次はありません。まさに才能の無駄遣いです。
しかし、当の渡辺は、全く悔いる様子がありません。それどころか、「時間ができたから、また水泳やろっかなー」みたいな、軽い調子で水泳を再開し、あっさり結果を残します。
統合先の水泳部員が抱くアンビバレントな激情、憧れと憎しみのミックスは、高海に対してスクールアイドル部員の感情を凌駕します。年季が違います。
……完全に別作品ですね。
統合後の新学期が公式に描かれることはまず無いと思うので、オタクの皆さん、好き放題発信していきましょう。